診療体制
質管理部
- 医療安全管理
- 感染制御
- チーム医療
管理
医療安全標語
そのルール、院内ルール?マイルール?
STOP危険なマイルール
(2020.11~)
法人医療安全管理室について
医療安全管理室は、信頼される医療を提供するために、医療安全を推進する活動を行っています。
スタッフ
- 室長:土師陽一郎医師
- 医師 2名
- 専従看護師 2名
- 薬剤師 1名
- 臨床工学技士 1名
- 事務員 1名
(2020年11月現在)
主な活動内容
1)医療安全ラウンド
- 院内の医療安全ラウンド
- 地域医療機関と連携した相互のラウンド
2)再発防止取り組み
- インシデント・アクシデント事例検討
- 良質で安全な医療を受けるシステム構築
3)医療安全のための手順
- ルール認知・マニュアル作成
4)職員へ医療安全意識啓発
- 医療安全に関する啓発および職員研修の企画
- 医療安全標語策定活動
- 医療安全情報の発信
医療上の事故等公表に関する指針
1.目的
社会医療法人宏潤会(大同病院、だいどうクリニック、大同みどりクリニック、中央クリニック、内田橋ファミリークリニック、大同老人保健施設を含む)において医療上の事故等が発生した場合に、社会に対し事実と改善策を公表することにより医療安全管理を徹底させること、同種の事案に対する再発防止に資するとともに、医療の透明性を高め説明責任を果たすと同時に、住民からの信頼性向上に資することを目的とする。
2.用語の定義
1)インシデント
疾病そのものではなく、医療に関わる場所で、医療行為や管理上の過失の有無を問わず、医療の過程において患者に影響を及ぼした事象。
レベル | 継続性 | 程度 | 内容 |
0 | エラーや医薬品・医療器具の不具合が見られたが、患者等には実施されなかった | ||
1 | なし | 患者等への実害はなかった(何らかの影響を与えた可能性は否定できない) | |
2 | (一過性) |
軽度 |
処置や治療は行わなかった(観察の強化、バイタルサインの軽度変化、安全確認のための検査などの必要性は生じた) |
3a |
(一過性) | 軽度 | 軽微な(簡単な)処置や治療を要した(消毒、湿布、新通材の投与など) |
3b | (一過性) | 中等度~高度 | 濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、入院日数の延長、外来患者の入院、骨折など) |
4a | (永続的) | 軽度~中等度 | 永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美容上の問題は伴わない |
4b | (永続的) | 中等度~高度 | 永続的な障害や後遺症が残り、有意な機能障害や美容上の問題を伴う |
5 | 死亡 | 死亡(予期しなかった死亡、または経過に懸念がある死亡) |
2)アクシデント
分類表に定めるレベル3b~5のインシデントという。
3)医療事故
医療事故調査制度対象のレベル5のインシデントを医療事故とする。
3.公表する内容
1)個別公表
- 事故の概要
- 事故の対応とその後の経過
- 原因と今後の対策、改善状況
- その他必要な事項
2)包括的公表
- 事故発生件数と概要
- その他必要な事項
4.公表の決定手続き
医療上の事故について個別公表に該当するかは、医療安全管理専門委員会等への意見を参考に病院長が判断する。
5.公表の方法および時期
1)個別公表
管理者が、事故発生後できるだけ速やかに記者発表または報道機関への資料提供により公表する。併せて病院ホームページに掲載する。
2)包括的公表
6.患者および家族等への配慮
- 個別公表に当たっては、原則として、事前に患者および家族等に十分説明を行い、書面で同意を得たうえで行う。
- 公表する内容から、患者や家族が特定、識別されないように十分配慮する。
法人感染制御室
スタッフ
- 室長:浅井雅美医師
- 専従感染管理認定看護師
- 薬剤師 臨床検査技師
活動内容
感染制御室は院内の医療関連感染の防止と感染症治療に対して総合的に対処し患者さまおよび職員の安全を第一に活動しています。
感染対策チーム(Infection Control Team:ICT)として職種の専門性を活かした活動を行っています。
主な活動内容
1)院内感染対策
- 感染症発生時の迅速な対応
- 院内の耐性菌の把握 ・抗菌剤の適正使用の推進
- アウトブレイク時の院内体制の確立
2)感染対策に関するサーベイランス
3)感染防止のためのカイドライン、マニュアルの整備
4)職員の衛生管理
5)コンサルテーション
- 感染症対策、感染症診療に関する相談
6)感染の関する啓発及び職員研修の企画
7)地域医療機関との医療関連対策の連携
法人チーム医療管理室
チーム医療とは、一人の患者さまに複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たることです。多職種が専門的知識や技術を持ち寄り、患者さまの生活の質の維持・向上、患者さまの人生観を尊重した療養の実現をサポートする体制の構築を目指しています。
当院で活動するチーム
栄養サポートチーム(NST)
入院患者さま一人ひとりの栄養状態を評価し、主治医や病棟看護師とともに栄養状態の把握をします。栄養管理が必要な方には1回/1週間、多職種で編成されたチームメンバーが病棟をラウンドし、患者様の状態を見て適切な栄養方法を助言します。
摂食・嚥下リハビリチーム
栄養管理の基本は「口から物を食べる」ことです。多職種で構成されたチームで週1回、回診を実施し、嚥下(飲み込み)に障害がある患者さまが食べ物を摂取できるか適切に評価を行い、食べられるお口の状態に保ち(清潔にし)安全に食べられるような環境を作ります。また、食べることが難しい患者さまにも嚥下機能を保ち、向上できる個々にあった訓練をしています。
褥瘡対策チーム
栄養状態が悪いと床ずれ(褥瘡)ができやすくなります。褥瘡を予防すること、また適切に治療するために多職種を交え週1回、褥瘡回診をしています。この回診以外にも、皮膚科の医師や皮膚・排泄ケア認定看護師に連絡し、褥瘡の危険がある患者様に対し早期の対応ができるシステムで活動しています。
呼吸ケアチーム
人工呼吸器管理を行っている患者さまに対し、呼吸ケアの安全管理、人工呼吸器関連の合併症予防、人工呼吸器からの早期離脱への支援などを目的に活動をしています。呼吸器疾患の治療や療養に関わる専門職種が週1回し、より質の高い呼吸管理を提供できるようにサポートしています。
認知症ケアチーム
- 診療科の紹介
- 部門の紹介