診療体制

薬剤部

  • 理念と基本方針
  • 主な業務
  • チーム医療
  • 教育
  • 臨床指標

薬剤部の理念

患者さんのQOLを改善するため、医療者および患者さんに充分納得していただいた上で、効果的な薬物治療を提供します。

薬剤部の基本方針

  • 薬物療法における安全を確保します(医療安全の推進)
  • 薬剤の適正使用を推進し、効率的な薬物療法に貢献します(適正使用の推進)
  • 医療チームの一員として薬剤師の知識を十分に生かします(チーム医療の推進)
  • 自己研鑽し、質の向上に努め、より専門性の高い薬剤師を育成します(生涯学習の推進)
  • 地域の薬剤師と連携を図り、質のよい地域医療環境の実現を目指します(地域医療の推進)
  • 医療経済を念頭に置き、健全な病院経営に貢献します(健全な病院経営への貢献)

医療の高度化に伴い、調剤・製剤・医薬品管理業務に加えて、薬剤管理指導業務、病棟薬剤業務、注射薬調剤・抗がん剤混合調製、医療安全管理、感染管理、チーム医療回診随行、薬学部6年制教育に伴う長期実務実習への対応、臨床研究・治験業務など、薬剤部は多様化しており、その内容も複雑化しています。さらに、医療のさまざまな専門領域でエキスパートの薬剤師が必要とされています。

当院薬剤部では「患者さんのQOLを改善するため、医療者および患者さんに充分納得していただいた上で、効果的な薬物治療を提供します。」を掲げております。各病棟に薬剤師を配置しており、薬物療法に充分対応できる体制としております。入院患者さん全例に対して持参薬を鑑別し、高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015やBeer’s Criteria に基づいて、処方評価を行い、適正な処方となるように医師に処方提案を行っています。もちろん入院中は、病態を十分に把握した上での処方評価、相互作用の確認、副作用や治療のモニタリングも実施しております。退院後は保険薬局の薬剤師の先生方に入院中の薬剤管理指導状況等について積極的に情報提供をさせていただいております。

また、薬薬連携について、以前より重要であるという認識はされておりましたが、一般的には一方的な情報提供のみとなっていることが多い状況です。当院では、保険薬局の先生方と双方向で情報共有できるツール等を活用しております。いわゆる、医療におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)により、他病院と比較しても業務プロセスや既存の枠組みを変革していることも特徴の一つです。さらに、保険薬局の先生方と病院薬剤師のつながりを深くする目的もあり、「名古屋南部病院・保険薬局薬剤師セミナー」を毎月開催しております。セミナーは病院の医師だけではなく、病院の薬剤師、保険薬局の薬剤師の先生方にも講演を行っていただいております。常に100名を超える先生方が参加されており、大変好評です。

上記について継続的に実践するためには薬剤部員それぞれのスキルアップが必須です。学会や研究会への参加だけではなく、積極的に発表を行うことで、さらに幅広く医療者との情報共有ができるようになると良いと考えております。

当院薬剤部では、様々な職種、保険薬局の先生方と連携し、患者さんを第一に考えて行動し、医療に貢献できる薬剤師を育成していきます。

スタッフの配置先と主な業務

調剤業務

入院患者さま、および、外来患者さま(主に救急外来に受診した患者さま)のお薬を調剤しています。複数の診療科からお薬が重複して処方されていないか、飲み合わせの悪いお薬がないか、腎臓の働きの程度に応じた投与量や投与間隔になっているかなど、処方箋の内容についてコンピューターシステムでチェックするとともに、複数の薬剤師の目でも確認しています。また、医薬品の品目・数量についても複数の薬剤師で確認し、調剤の間違いが起きないよう細心の注意を払っています。
だいどうクリニック、大同みどりクリニック等で発行された院外処方せんに対する問い合わせなどの対応も行っています。

 

注射調剤

入院患者さまに処方された注射薬を、1日分ずつ、かつ、1処方ずつセットをして病棟へ供給しています。複数の薬剤師で、品目・数量、投与経路・投与量・投与速度、混合しても問題ないか、注射薬・内服薬との相互作用、などをチェックしています。

注射薬の払い出しにはアンプルピッカー(注射薬自動払い出しシステム)を使用しています。アンプルピッカーからは注射薬、処方せん、処方せん控え、病棟で使用するラベルがトレーに搬出されます。アンプルピッカーにより払い出された注射薬は、薬剤師が投与量・投与経路・投与速度・混合の可否などを監査し、補液と組み合わせて病棟に払い出します。アンプルピッカー導入により、薬品の取り間違い防止等に役立っています。

また、病棟や外来の診察室に配置している注射薬を定期的に点検し、品質や有効期限のチェックを行っています。

 

一般製剤・無菌製剤

高度先進医療の観点から、市販されていない薬を、日本病院薬剤師会の指針に基づき院内専用の特殊製剤として製造し治療に貢献しています。院内で使用される医薬品、検査薬、消毒薬などのうち、一般には市販されていない軟膏、水薬、粉剤などを、空気中のほこりや細菌の少ない環境下で調製します。一般的に、点眼薬や注射薬などは、さらにクリーン度を高めた無菌製剤室のクリーンベンチ内で調製します。
また、食事が摂れない患者さまに対して栄養となる高カロリー輸液を、その組成が病態に適正なものであるかどうか確認した上で無菌調製します。抗がん剤に関しては、副作用を防ぎ安全な治療を行うために、適応がん腫、投与量、投与スケジュール、生化学検査値などを確認した上で調製します。この混合調製では無菌的に注射薬を計量・混合するばかりでなく、薬剤師が用法用量・薬物間相互作用など処方内容のチェック、配合変化・安定性のチェック等を行うことで、より安全で効果的な治療を提供しています。

 

化学療法管理

外来患者さまが抗がん剤の点滴を受ける外来化学療法室では、薬剤師が抗がん剤の調製を行い、抗がん剤の投与量や投与方法が適正かチェックしています。抗がん剤の調製は安全キャビネット内で正確な調製を行うとともに医療スタッフの安全を確保しています。
薬剤師もチーム医療の一員として、医師、看護師とともに患者さまが安心して抗がん剤の治療を受けることができるよう、努めています。主にがん治療に関して組織横断的に医療スタッフへの情報提供やがん患者さまへの指導に対応しています。また、薬の説明、副作用モニタリング、副作用を軽減するための薬の提案、薬物相互作用の確認、腎機能・肝機能に応じた投与量の確認などを行い、安全で適正な薬物療法の確保に積極的に関与しています。

 

  1. 入院がん患者さまへの病棟薬剤師業務、薬剤管理指導業務(主に病棟薬剤師が実施)
  2. 化学療法センターで、患者さまへの治療内容や副作用の説明と副作用のモニタリングと処方提案
  3. 各診療科からの依頼に応じた抗がん剤に関連する指導
  4. 面談、副作用モニタリングと処方提案
  5. 抗がん剤レジメン審査・登録・管理
  6. 保険薬局との連携

医薬品情報管理

薬物治療におけるお薬の適正な使用方法や副作用の情報、新薬についての情報など、さまざまな情報を収集・管理しています。
患者さま、および医師をはじめとする医療従事者からのお薬に関するお問い合わせに対応しています。また、電子カルテシステムの薬に関する情報をメンテナンスしています。さらに、病院で取り扱う薬の採用・不採用を決定する委員会の事務局を務めています。

 

医薬品発注・在庫管理

薬物治療におけるお薬の適正な使用方法や副作用の情報、新薬についての情報など、さまざまな情報を収集・管理しています。
患者さま、および医師をはじめとする医療従事者からのお薬に関するお問い合わせに対応しています。また、電子カルテシステムの薬に関する情報をメンテナンスしています。さらに、病院で取り扱う薬の採用・不採用を決定する委員会の事務局を務めています。

医薬品の確保と供給を行い、医薬品を患者さんの診療に支障がないように確保・供給することにより医療に貢献しています。
 

規制医薬品管理

規制医薬品管理室では、向精神薬、毒薬や劇薬、医療用麻薬など規制医薬品に関する管理等の業務を行っています。主に、麻薬の購入、保管、払い出し、残薬の処理、麻薬施用者免許の管理、規制医薬品に関する管理を行っています。規制医薬品管理には最新のシステムを導入し、厳格な管理を実施しています。特に法律で取り扱いが厳しく規制されている医療用麻薬についても、薬剤師が麻薬管理者となり、病院内の供給・管理を行っています。

 

入院前持参薬鑑別業務

患者さまの薬と手術や検査などに関わる安全性のさらなる向上を目指して、予定入院の患者さまに対して、2016年10月より「患者サポートセンター」で持参薬に関する面談を実施させていただいております。持参薬とは、患者さまが入院時に持ち込まれる普段お使いになっている薬(飲み薬・点眼薬・貼り薬・注射など全てのお薬)のことです。持参薬の情報を早く的確に把握することは、入院後の治療をより適切に行う上でとても重要なことです。薬だけでなく、薬袋・薬の説明書やお薬手帳も大切な情報源ですので必ずお持ちください。
2014年の診療報酬改定により、DPC病院での持参薬使用について、厚生労働省から特別な理由を除いて使用は禁止されています。この方針に従い、当院では持参薬は使用しない方針としております。ただし、歯科口腔外科での入院の場合や、一部の持参薬は使用する場合があります。使用しなかった持参薬がたくさん余るような場合は、余った薬を院外薬局さんに持参し、申し出ていただければ、薬品の整理をしてもらえます。

 

病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務

病棟業務担当薬剤師は、患者さまが安全で適切な薬物治療を受けられることをめざして日々業務に取り組んでいます。
入院された患者さまに対して、使用していた薬剤について確認するとともに、患者さまにも面談させていただき、処方内容が患者さんの病態に対して適切であるか評価をし積極的に提案を行っております。その内容については医師や看護師、その他医療スタッフと情報共有しております。入院中の患者さまには、処方された薬剤について、作用・副作用・注意点などを説明し、薬に関する疑問や不安が解消できるように努めています。薬の飲み合わせが悪くないか、副作用が出ていないかなど、患者さまへの面談を通してチェックしています。さらに、薬剤の投与量や使用する薬剤が患者さまの体の状態に合っているかなどについて医師と相談し、より効果的な処方となるような提案も実施しています。
他にも、メディカルスタッフからの薬剤に関連する問い合わせなどへの対応や、病棟に保管している薬剤(注射薬・消毒薬など)が安全に使用されるように、使用期限や保存状態のチェックもしています。
さらに、退院後はかかりつけ薬局の先生方に、入院中の処方変更内容、薬剤管理方法などについて情報提供を行っております。近年、厚生労働省が推進している薬薬連携(病院薬剤部と保険薬局との連携)の一環で、退院後も患者さんの薬物療法が安全で適切に実施できるようにする目的です。

 

治験管理

最善の医療を患者さまに提供するために、より良い治療法や診断法などを開発する研究を行っています。そのひとつに「治験」があります。
新しい「くすり」が、世の中に送り出されるまでには、人を対象とした臨床試験(治験)を実施します。治験は「くすり」の有効性・安全性を調べる上で必要不可欠なものです。日頃、私達が飲んだり、塗ったりしている薬も、すべて「治験」が実施されたものです。しかし、治験の段階では「くすり」は、「くすりの候補」に過ぎませんので、その実施には厳格なルールが定められています。また、治験の実施にあたり、妥当性や方法について多くの専門家によって十分検討されています。これは、医師や医師以外の職員および病院とは利害関係のない外部の有識者で構成された治験審査委員会において、科学的、倫理的に問題ないかどうかについて審査をしています。
安全かつ適切な治験が実施されるように、薬剤部の治験管理では、この厳格なルールに則り、患者さま、治験コーディネーター、医師、医療関係者、製薬企業のサポートを行っています。 新しいくすりができる過程においても病院薬剤師が関与しています。

 

服薬情報提供書について

患者さまの服薬情報について、当院医師への情報提供をお願いしています。 こちらをご覧ください。

保険薬局の皆さまへ

チーム医療への参加

高度な先進的医療を推進するために、医療スタッフにも専門的知識が必要とされています。それぞれの専門知識を生かし、患者さんの治療にあたることで医療の質が向上します。また、安心、安全、良質な医療を提供するため、各医療スタッフが組織横断的に活動することも必要です。薬剤師は、このようなチーム医療に積極的に参画しています。

医療安全

医療従事者の個人レベルでの事故防止対策と、医療施設全体の組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故を無くし、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えることを目標として、医療安全委員会が組織されています。薬剤師はこの委員会の中でも役割を担っています。

感染対策

感染対策は患者さんの安全を守るうえで、とても重要なことです。当院には、医師、看護師、薬剤師、検査技師など多くのスタッフからなる感染対策委員会があります。その中で薬剤師は、抗菌薬の適正な使用のため、抗菌薬の選択や投与量の設定など医師からの相談にも応じるなど、適正使用に貢献しています。

抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

感染制御認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師の資格を取得した薬剤師が、院内の抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の薬剤師として活動しています。

ASTが担う「抗菌薬適正使用支援」は、抗菌薬の適正使用を推進することによって、耐性菌の出現防止や患者さんの治療効果向上を目指す手法です。2007年に米国感染症学会・医療疫学学会が発表した抗菌薬適正使用支援ガイドラインでは、「使用制限」および「介入とフィードバック」が適正使用推進の2大戦略と位置付けられています。

そこでAST薬剤師は、(1)院内の抗菌薬使用状況の把握、(2)細菌検査室との情報共有、(3)主治医チームへの治療提案――を実施しています。具体的には、抗菌薬選択と治療期間の設定、PK/PDに基づく投与設計を行い、副作用のモニタリングと必要に応じた対応方法の提案を行っています。さらに必要な検査(画像や培養など)も依頼することもあります。さらに、「介入とフィードバック」については、対象患者に対し、感染症治療の開始から終了までを継続してフォローする体制を実施しています。対象は、広域抗菌薬を使用する割合が高い患者を想定し、(1)集中治療室(ICU)に入室する患者、(2)主治医からの相談患者、(3)血液培養陽性患者、(4)AST薬剤師が介入の必要性があると判断した患者――です。

治療提案の「タイミング」と「内容」を重視した支援体制を構築しており、連日、ASTメンバーが細菌検査室に集合し、対象患者の抗菌薬開始時、グラム染色時、病原菌名判明時、感受性判明時の4つのタイミングで、適切な治療がなされているかを確認し、タイムリーに主治医チームにフィードバックをしており、ASTが主体となって抗菌薬適正使用を実施しています。

栄養管理

NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)は医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などの多職種が協力し、チーム医療としてきめ細かい栄養管理を行っています。栄養管理はすべての疾患治療の基礎となるものであり、栄養状態を良好に保つことは治療効果を上げるために重要な役割を持っています。患者さんにとって最もふさわしい方法で栄養状態を良好に保つことを目的にチームで活動を行っています。薬剤師は栄養、ビタミンなど薬学的な見地から患者さんの栄養面をバックアップしています。

がん化学療法

がん化学療法を安全に行なうため、医師、看護師、薬剤師、事務員等で構成された化学療法委員会で、治療計画の内容、効果や安全性の検討を行っています。その委員会において、薬剤師は薬の専門家として重要な役割をはたしています。また、患者さん個々の治療を随時確認し、医師、看護師と共に過量投与、副作用発現防止に努めています。

糖尿病

医師の医療方針に従い患者自身が前向きに治療に取り組み自己管理できるよう導く事を支援しています。毎週行われるカンファレンスに参加し、医師・看護師・管理栄養士・臨床検査技師らとの連携・情報交換を密に行い、治療方針・患者さんの状態を十分に把握し薬剤師としての枠にとらわれず治療全般にわたり支援できるよう指導しています。当院では、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など多くの職種で糖尿病教室を実施しています。

腎臓病

当院では腎臓病教室を開催しています。薬剤師からは、腎臓病の患者さんがお飲みになる薬の効能効果やどうして薬を飲まなくてはいけないのか、薬を飲むにあたっての注意点などをわかりやすく説明したり、参加された方からの質問に回答したりしています。教室では薬剤師以外にも医師、看護師、管理栄養士なども腎臓病に関するお話をしています。少しでも興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加ください。

 

薬剤部全体のスキルアップ

薬剤部全体のスキルアップを目指し、教育体制の充実に力を入れています。
部内では定期的なミーティングを通じて、症例報告や処方評価、病棟内外でのカンファレンスを実施しています。また、新薬の勉強会や学会報告も積極的に行い、最新の知識を部員全員で共有することで、より質の高い薬物療法の提供に努めています。

研修会や学会への参加、発表、論文執筆の支援

薬剤部学会や講演会の様子研修会や学会への参加は、年度初めに希望を取り決定しています。
発表者、専門や認定を目指す方には優先して参加できるようにしています。

 

【発表論文の例】
  • 谷口結基, 森智也, 田中美帆, 太田達也, 田中章郎: 当院におけるせん妄に対するトラゾドンの使用経験. 第30回日本緩和医療薬学会, 2020
  • 伊藤さおり, 田中章郎: 腎機能低下患者における頻用薬のピットフォール. 第30回日本医療薬学会年会, 2020/11
  • 谷口結基, 水野創太, 畑中麗子, 太田達也, 田中章郎: 終末期の不眠に対してフルニトラゼパムを使用することにより苦痛が緩和した一例. 第26回日本緩和医療薬学会, 2021
  • 作田恵, 福井史弥, 大塚智, 近藤真子, 荒川真萌, 梅岡未世, 渡邊千枝, 村瀬里帆, 坂野優衣, 岩田尚子, 石原明典, 田中章郎, 土師陽一郎: 術後残存小腸30~40cmの短腸症候群となった上腸間膜動脈閉塞症患者に対する抗凝固薬の薬剤選択を行った症例. 第36回日本臨床栄養代謝学会学術集会, 千葉, 2021
  • 岩田聡, 宮下郁雄, 太田達也, 田中章郎: 塩酸バンコマイシン注の投与におけるレッドマン症候群の発症要因についての検討. 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2021, 2021
  • Tanaka A, Yamaguchi M, Ishimoto T, Katsuno T, Nobata H, Iwagaitsu S, Sugiyama H, Kinashi H, Banno S, Imaizumi T, Ando M, Kubo Y, Ito Y.: Association of alcohol consumption with the incidence of proteinuria and chronic kidney disease: a retrospective cohort study in Japan. Nutr J. 2022 May 14;21(1):31.
  • 谷口結基, 田中美帆, 太田達也, 田中章郎: がんに伴うせん妄に対してペロスピロンが有効であった一例. 第27回日本緩和医療薬学会, 2022
  • 岩田聡, 山添世津子, 辻内高士, 松田直之: 蘇生後全身管理においてヘパリン起因性血小板減少症を合併した1例. 日本集中治療医学会第6回東海北陸支部学術講演会, 2022
  • 太田達也, 沖帆奈津衣, 岩田聡, 杉本知里, 庄村和子, 尾上公一, 田中章郎: 老健入所者の安全な薬物療法への介入. 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2022, 2022
  • 金子智総, 田中章郎, 太田達也, 伊藤さおり, 鰐田芽未, 濱田真里亜, 市川舞, 橋本頼奈: 腹膜透析を導入した新生児の1症例. 第17回日本腎臓病薬物療法学会, 2023
  • 松山加奈絵, 岩田聡, 鰐田芽未, 沖帆奈津衣, 太田達也, 田中章郎: バンコマイシン血中濃度にマンニトール注が影響したと考えられた1例. 第50回日本小児臨床薬理学会学術集会, 2023
  • 金子智総, 田中章郎, 太田達也, 伊藤さおり, 鰐田芽未, 濱田真里亜, 市川舞, 橋本頼奈: 当院におけるSGLT2阻害薬によるヘモグロビン、ヘマトクリット値の変化. 第18回日本腎臓病薬物療法学会, 2024
  • 伊藤美結, 谷口結基, 太田達也, 田中章郎: 腹膜播種による麻痺性イレウス後の排便コントロールにエリスロシンを用いた一例. 第34回日本医療薬学会年会, 2024
  • 谷口結基, 田中美帆, 太田達也, 田中章郎: 低用量シタラビンにより手足症候群が発現した一例. 第32回日本医療薬学会, 2025
  • 金子智総, 田中章郎, 太田達也, 伊藤さおり, 鰐田芽未, 濱田真里亜, 市川舞, 橋本頼奈: 当院におけるテナパノル塩酸塩の使用経験と問題点. 第19回日本腎臓病薬物療法学会, 2025
資格取得のための支援

希望調査を行い、専門・認定・指導薬剤師など、薬剤師に関わる資格の取得ができるよう、業務を組んでいます。 また、取得に必要な学会、研修会への参加を斡旋し、発表・論文執筆をサポートしています。

新人教育

新人1名に指導薬剤師を付けるブラザー・シスター制度(プリセプター制度)を実施しています。先輩薬剤師と業務内容等について振りかえり、分からない点をその場で解決するようにします。また、先輩社員が新入社員に仕事の進め方や仕事に対する心構えを指導するとともに、職場の人間関係など業務や社会生活における不安や悩みを聞きアドバイスを行います。

薬学生教育

薬学生実務実習受入施設証 当院は、薬学教育協議会※から実務実習の受入認定施設となっております。
薬学教育は6年制になり、2010年度から薬学生の長期実務実習が必須となっております。当院の実習内容では、実務実習コアカリキュラムに基づいた内容が行えるようにしております。また、薬剤師の基本的な業務以外に、糖尿病教室、治験コーディネーターなどの業務内容を見学ができるようにしています。他部署との関わりやチーム医療を考えるきっかけになればよいと考えております。

※薬学教育協議会は、薬剤師を目指す学生と薬学の専門家を目指している学生の教育について話し合い、協力する団体です。全国の薬学生が実務実習を円滑に行なえるよう、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本薬学会、薬系大学、そして関連官庁の協力の基に、調整を行っています。

学校薬剤師

幼稚園、小学校、中学校、高等学校などに一人ずつ委嘱されて医師、歯科医師と協力して学校保健の仕事をしています。当院薬剤部では大同高校で学校薬剤師の仕事をしています。

  • 学校薬剤師は、昭和33年制定の学校保険法によって法制化されました。学校保健法では、大学以外の学校には学校医、学校歯科医、学校薬剤師を置くこととされています。
  • 「学校薬剤師制度」があるのは、世界各国の中で日本のみで、「児童・生徒の健全な発育」を目的として誕生したものです。
  • 主に学校内の環境衛生について検査・助言を行い、児童生徒の健康増進に寄与することにあります。
【学校薬剤師の職務内容】
  • 教室の空気:温度、湿度が適切であるか、炭酸ガスなどで空気が汚れていないか検査します。
  • 飲料水:飲料水が適切であるかどうか検査します。
  • 照度・照明環境:勉強する場所に十分に明るさがあるか、室内の明るさが均等であるか、まぶしさなどがあるか検査します。
  • 騒音:勉強の妨げになるような騒音があるかないか検査します。
  • 薬物乱用防止の啓発活動:薬剤師職能を生かして、薬物乱用防止やたばこの害、アルコールの害、シックハウス等の健康教育を行います。
  • 保健室の環境検査:保健室のベッドなどのダニの検査などを実施しています。
  • 子供たちの保健に関わる内容を協議・検討する「学校保健委員会」への出席をしています。

薬剤師の資格取得状況

(2026年1月時点)

  • 日本病院薬剤師会:感染制御認定薬剤師(1人)
  • 日本化学療法学会:抗菌化学療法認定薬剤師(1人)
  • 日本臨床腫瘍薬学会:外来がん治療認定薬剤師(1人)
  • 日本静脈経腸栄養学会:NST専門療法士(1人)
  • 日本麻酔科学会:周術期管理チーム認定薬剤師(4人)
  • 日本緩和医療薬学会:緩和薬物療法認定薬剤師(1人)
  • 日本薬剤師研修センター:小児薬物療法認定薬剤師(1人)
  • 日本腎臓病学会:腎臓病療養指導士(2人)
  • 日本病院薬剤師会:日病薬病院薬学認定薬剤師(10人)
  • 日本糖尿病療養指導士認定機構:日本糖尿病療養指導士(1人)
  • 日本薬剤師研修センター:認定実務実習指導薬剤師(7人)
  • 日本臨床救急医学会:救急認定薬剤師(1人)
  • 防災士(1人)

薬剤部のクリニカルインディケーター

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