診療体制
脳神経内科
- 概 要
- 主な対象疾患と診療内容
- 医師紹介
- 臨床指標
- 外来担当表
特徴
よくある症状から難病まで
脳神経内科は、脳、脊髄、末梢神経から筋肉までの病気を扱う科です。
具体的には、脳血管障害、認知症、片頭痛、てんかん、パーキンソン病などの比較的よくある病気から、脊髄疾患、末梢神経障害、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、多発筋炎、重症筋無力症などのまれな病気まで幅広い診療を担当しています。 当院は日本神経学会教育施設の資格を取得し、名古屋市南部の中核病院の一つとして救急医療から専門医療にわたり、各種神経疾患の診療を行っています。
2018年9月より、標榜科名称を「神経内科」から「脳神経内科」に変更いたしました。
地域の先生方へ
このような方をご紹介ください
脳、脊髄、末梢神経から筋肉まで、さまざまな疾患についてご相談ください。
- 脳卒中が疑われる患者さま(手足の麻痺、しびれ、構音障害、言語障害などが急に現れたとき)
- 手足が震えたり動作や歩行が緩慢になってきた患者さま
- 頭痛が頻繁に出現し困っている患者さま
- 脳ドックなどで脳血管の動脈硬化を指摘された患者さま
- 顔面やまぶたのぴくつきが続く患者さま
- 物忘れや見当識障害が目立ってきた患者さま
主な対象疾患
脳血管障害、認知症、片頭痛、てんかん、パーキンソン病などの比較的よくある病気から、脊髄疾患、末梢神経障害、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、多発筋炎、重症筋無力症などのまれな病気まで幅広い診療を担当しています。
物忘れ外来
認知症疑いなどの患者さんの精査を行います。
認知症の有無、原因疾患、重症度などの判断や、他疾患との鑑別を行うために、血液検査や画像検査、時にはシンチグラフィ、神経心理学的検査、脳波、髄液検査等さまざまな検査を行い、診断の精度を上げています。
「物忘れ外来」は連携室を介した紹介のみ、ご予約を受け付けています。
まずはかかりつけ医の先生にご相談ください。
アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名レカネマブ)について
2023年12月に発売された新しいアルツハイマー病治療薬「レケンビ」は、認知症の専門治療を適切に行うための基準を満たした医療機関のみで使用できます。当院では、2024年10月より使用開始となりました。上記のような専門的な検査を経て「アルツハイマー病による軽度認知障害」もしくは「アルツハイマー病による軽度の認知症」と診断され、一定の条件を満たす場合に、投薬治療を実施します。
まずは、かかりつけ医の先生にご相談のうえ、当院「物忘れ外来」をご予約ください。当院受診の際は、できればご家族など付き添いの方を伴っておいでください。
診療内容
外来診療
脳神経内科の外来には、頭痛・しびれ・歩行障害・ふるえ・失神発作・物忘れなどの症状でかかる方が多く、病気としては、脳梗塞やパーキンソン病などが多いです。神経学的診察、画像検査、血液検査、神経伝導検査、脳波、認知機能検査などにより診断し、治療を行っています。 脳血管障害の患者さまでは、MRアンギオ、エコー、造影CTなどから原因を評価し、再発に至らないように内科治療を行います。手術の必要な症例は脳神経外科にコンサルトし治療を行っています。 当院は、かかりつけ医との連携を大切にしており、ご紹介いただければ、スムーズに診察・検査が受けられます。当院で診断や治療方針を決定した後は、日常の診療はこれまで通り、かかりつけ医の先生にお願いし、経過フォローや病状の変化などにより検査や入院が必要な時は、当院で対応するというように、診療所の先生方との役割分担をしながら診療を行っています。
入院診療
入院診療においては、主に脳梗塞の急性期の治療を行っています。各種検査の結果で脳梗塞の原因を決定し、それに応じた治療を選択肢し、再発予防のために 危険因子の治療もあわせて行います。当院は、理学療法士、作業療法士、言語療法士の脳卒中リハビリテーションスタッフも充実しており、入院早期からリハビリテーションを開始します。 脳梗塞の治療には、チーム医療が不可欠です。リハビリカンファランスを通じて、医師、看護師だけでなく、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど複数の職種が関わって、退院後の社会復帰、在宅生活が円滑に行くようにサポートしています。 当院での急性期治療後も引き続き充実したリハビリテーションが望ましいと判断される場合は、回復期リハビリテーション病院に転院できるようお手伝いします。
管理医師
匂坂尚史 部長

- 所属学会
- 日本神経学会、日本内科学会、日本脳卒中学会
- 資格
- 日本神経学会認定神経内科指導医・専門医、日本内科学会認定総合内科専門医・認定内科医
- 公職
- 名古屋市立大学医学部臨床教授
- 専門領域
- 神経内科全般
スタッフ医師
- 北村太郎
医長 -
- 所属学会
- 日本内科学会、日本神経学会
- 資格
- 日本神経学会認定神経内科専門医、日本内科学会認定総合内科専門医
- 専門領域
- 神経内科学
- 佐竹勇紀
医長 -
- 所属学会
- 日本神経学会、日本内科学会
- 資格
- 日本神経学会認定神経内科専門医、日本内科学認定総合内科専門医・認定内科医
- 専門領域
- 脳神経内科全般
- 三輪恵里奈
-
- 所属学会
- 日本神経学会、日本内科学会、日本脳卒中学会
- 資格
- 日本神経学認定神経内科専門医、日本内科学会認定内科医
- 専門領域
- 脳神経内科全般
- 小野寺一成
非常勤 -
- 資格
- (名古屋大学医学系研究科脳神経内科学 客員研究員)
日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医
- 専門領域
- 球脊髄性筋萎縮症、神経変性疾患、神経内科学全般
- 間所佑太
非常勤 -
- 資格
- (名古屋市立大学脳神経内科 病院助教)
- 井上裕康
-
- 資格
- (名古屋市立大学脳神経内科 病院助教)
臨床指標
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
脳梗塞 | 182 | 167 | 211 |
てんかん、けいれん発作 | 30 | 13 | 58 |
免疫介在性 ニューロパチー |
9 | 3 | 11 |
多発性硬化症 | 4 | 4 | 3 |
パーキンソン病 | 4 | 1 | 10 |
不随意運動 | 1 | – | 1 |
重症筋無力症 | – | 1 | 2 |
運動ニューロン疾患(ALSなど) | 1 | – | 2 |
外来担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 佐竹 勇紀 | 間所 佑太 北村 太郎 |
井上 裕康 匂坂 尚史 |
小野寺 一成 | 匂坂 尚史 北村 太郎 (隔週) |
交代制 |
午後 | [物忘れ外来] | 佐竹 勇紀 |
休診日: 4/7(月)
匂坂Dr:5/21(水)~5/23(金)
予約電話番号: 052-611-6265
※変更する場合がありますので、事前に電話にてご確認ください。
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