予防接種センター
ダニ媒介性脳炎
- 海外渡航時
ダニ脳炎ワクチンについて
- ダニ媒介脳炎とはダニ媒介性脳炎ウイルスに感染しているマダニに刺されることにより起こる急性脳炎です。
- ダニ媒介性脳炎ウイルスは日本脳炎ウイルスの仲間でいくつかの種類があり、中央ヨーロッパからロシアに流行がみられます。
- 中央ヨーロッパ脳炎:潜伏期は 1~2 週間で、インフルエンザ様症状(発熱、頭痛、筋肉痛)の後、いったん症状が消え、その後けいれん、めまい、知覚異常など脳炎、髄膜炎の症状が起こる。死亡率は低いが、感覚障害などの後遺症が高頻度で残る。
- ロシア春夏脳炎:潜伏期は 1~2 週間で、頭痛、発熱、消化器症状に続き、精神錯乱、昏睡、けいれん、麻痺など脳炎症状が起こる。死亡率は中央ヨーロッパ脳炎に比べて高い。
- 流行している地域の森林地帯に行くときには、長袖・長ズボンを着用する、DEET(ディート:虫の忌避剤として使用される薬品)の高い防虫剤を使用するなど、ダニに刺されないようにすることが大切です。予防法として、不活化ワクチンの接種もあります。ワクチンは中央ヨーロッパ脳炎、ロシア春夏脳炎どちらにも有効で、流行地に長期間渡航される方は接種をお勧めします。
輸入ダニ脳炎ワクチン
接種回数・接種量
接種対象 | 接種回数 | 接種量 | |
任意接種 | 1歳以上 | 3回 初回1回目、 1~3カ月後に2回目、 その 5~12カ月後に3回目 |
1~15歳 0.25ミリリットル/回 16歳~成人 0.5ミリリットル/回 筋肉内接種 |
説明・同意書はこちら。
だいどうクリニック予防接種センター
ご予約のお問い合わせ(直通)
平日8:30~17:00まで
土曜日8:30~14:00まで