予防接種センター

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)

  • 小児期
  • 成人期

子宮頸がん予防(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

接種回数・接種量

接種対象 接種回数 接種量
定期接種 2価(サーバリックス) 小学6年生~高校1年生の女性 初回接種後1カ月、6カ月後の3回 0.5ミリリットル筋肉内接種
4価(ガーダシル) 初回接種後2カ月、6カ月後の3回
任意接種 2価(サーバリックス) 10歳以上の女性 初回接種後1カ月、6カ月後の3回
4価(ガーダシル) 9歳以上の男性・女性 初回接種後2カ月、6カ月後の3回
9価(シルガード9) 9歳以上の女性 初回接種後2カ月、6カ月後の3回

子宮頸がんについて

 子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入り口)にできるがんで、20~30代で急増し、日本では年間約15,000人の女性が発症しています。子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です。発がん性HPVは、感染しても多くの場合、感染は一時的でウイルスが自然と排除されますが、感染した状態が長く続くと、数年から十数年かけて前ガン状態を経て子宮頸がんを発症する事があります。発がん性HPVには、15種類ほどのタイプがありますがその中でHPV16型、HPV18型は子宮頸がんで多くみつかるタイプで、子宮頸がん全体の60~70%がこの2つの型によるものです。

子宮頸がん予防ワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触により感染するため、HPVに感染する以前の年代でワクチン接種を行い、HPV感染を防ぐことで子宮頸がんの発症の阻止ができるとされています。そのため、11~14歳の女性を優先的に接種を強く推奨します。11~14歳で接種を受けることができなかった15~45歳の女性に対しても接種を推奨します。

 子宮頸がん予防ワクチンには、2価子宮頸がん予防ワクチン(商品名:サーバリックス)と、4価子宮頸がん予防ワクチン(商品名:ガーダシル)があります。
 2価子宮頸がん予防ワクチン(商品名:サーバリックス)は、HPV16型・HPV18型の感染を予防するワクチンで、HPV16型・PV18型の感染の持続感染、HPV16型・HPV18型が関与する前がん病変を予防する効果があります。
 4価子宮頸がん予防ワクチン(商品名:ガーダシル)は、HPV16型・HPV18型に加えてHPV6型・HPV11型の感染も予防するワクチンで、HPV16型・HPV18型の感染の持続感染、HPV16型・HPV18型が関与する前がん病変を予防する効果と、外陰部上皮内腫瘍・膣上皮内腫瘍・尖圭コンジローマ(性器や肛門の周りにできる良性のイボ)を予防する効果があります。

 どちらも3回の接種で効果が十分得られますので、3回きちんと接種してください。一方のワクチンで接種を開始したら、3回とも同じワクチンでの接種となります。

 2020年12月25日から、男女ともの「肛門癌とその前駆病変(肛門上皮内腫瘍)」と、男性における尖圭コンジローマへも適応が追加され、男性にも接種可能になりました。

 9価子宮頸がんワクチン(商品名:シルガード9)は2020年7月21日に製造発売承認され、2021年2月24日に発売開始しました。4価に加えてHPV31型、33型、45型、52型、58型の感染も予防します。アジア人に特に感染が多くみられるHPV52型、58型が含まれています。2価と4価のワクチンは子宮頸がんの原因となるHPV型の65.4%をカバーしましたが9価ワクチンはHPV型の88.2%をカバーします。

 どのワクチンも、子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。ワクチン接種とあわせて、定期的な子宮がん検診を実施されることをお勧めします。

小学6年生~高校1年生の女の子がいる方へ(PDF:206KB)

子宮頸がんワクチンの比較(PDF:114KB)

子宮頸がんワクチンの比較

サーバリックス ガーダシル シルガード9
予防できる
ヒトパピローマウイルスのタイプ
16型、18型
(子宮頚がんに関与)
16型、18型
(子宮頸がんに関与)
(肛門癌に関与)
6型、11型
(尖圭コンジローマ
にも関与)
16型、18型、31型、
33型、45型、52型、58型
(子宮頚がんに関与)
6型、11型
(尖圭コンジローマ
にも関与)
接種方法 0・1・6 カ月の 3 回
筋肉注射
0・2・6カ月の 3 回
筋肉注射
0・2・6カ月の 3 回
筋肉注射
接種場所 上腕三角筋 上腕三角筋
または大腿四頭筋
上腕三角筋
または大腿四頭筋
接種年齢 10歳以上の女子 9歳以上の男女 9歳以上の女子
子宮頸がんに対する効果 子宮頸がん全体の65.4% 子宮頸がん全体の65.4% 子宮頸がん全体の88.2%
検診の必要性 必要 必要 必要
副反応 612 例中
疼痛 99.0%
紅斑 88.2%
腫脹 78.8%
562 例中
疼痛 82.7%
紅斑 32.0%
腫脹 28.3%
254 例中
疼痛 81.9%
紅斑 40.2%
腫脹 44.9%
費用 16,500 円(税込)/回 16,500 円(税込)/回 26,400 円(税込)/回

副作用他

2013年より、ワクチン接種との因果関係が否定できない持続的な疼痛等がヒトパピローマウイルスワクチン接種後に見られたことから、この副反応の発生頻度等が明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種の積極的な接種勧奨は一時差し止めが行われています。ただし、定期接種が中止されたわけではないので、接種を希望される方は受けることができます。

当院では接種前、接種後の注意等も説明したうえで、接種希望の方には接種しております。ワクチンをお取り寄せするまでに2週間ほどのお時間をいただいております。ご希望の方は、予防接種センタースタッフまでお問い合わせください。

愛知県の広域予防接種事業について

愛知県の他市町村在住の方も、お住いの市町村で手続きをして広域連絡票をお持ちでしたら、当センターにて定期接種として接種できます。

だいどうクリニック予防接種センター

ご予約のお問い合わせ(直通)

当日予約8:30~11:30まで
翌日以降の予約13:00~17:00まで
土曜日8:30~14:00まで

ページトップに戻る