予防接種センター
ロタウイルス
- 小児期
ロタウイルスワクチン
接種回数・接種量
接種対象 | 接種回数 | 接種量 | |
ロタリックス | 生後6週~24週 | 2回(4週以上の間隔で) | 1.5ミリリットル経口接種 |
ロタテック | 生後6週~32週 | 3回(4週以上の間隔で) | 2.0ミリリットル経口接種 |
※1回目は15週未満に行うことが推奨されています。
ロタウイルスとは
ロタウイルスは乳幼児の感染性胃腸炎の主な原因ウイルスです。ロタウイルス胃腸炎の主な症状は、米のとぎ汁のような下痢、嘔吐、発熱ですが脱水を起こしやすく、けいれんがみられることもあります。乳児期早期に感染すると重症化しやすく、ロタウイルス胃腸炎で入院するのは0歳~1歳で約7割を占めています。
ロタウイルスワクチン
- ロタウイルス胃腸炎の予防ワクチンで、ロタウイルスの病原性を弱めて増殖させ、精製してからシロップ状にした飲むワクチンです。
- 2020年10月から定期接種となりました。
- 4週以上の間隔で2~3回接種することで重症のロタウイルス胃腸炎をほぼ100%予防できます。
- 現在ロタウイルスワクチンは2種類あります。細かな違いはありますが、2回または3回接種後の効果はほぼ同じです。ロタウイルス感染症の流行する時期が近い方には2回のロタリックスを、開始が遅かった、児あるいは兄弟が保育園に行っているなど発熱等でスケジュールが遅れる可能性の高い児には3回のロタテックがお勧めです。
ロタウイルスワクチンの比較表
製品名 | ロタリックス | ロタテック |
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対象年齢 | 6週0日~24週0日 | 6週0日~32週0日 |
接種可能期間 | 1回目 6週~20週0日 2回目 ~24週0日 |
1回目 6週~24週0日 2回目 ~28週0日 3回目 ~32週0日 |
初回は14週6日までに接種することが望ましい (初回が15週を超えた方には、腸重積 の紛れ込みに注意) |
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接種回数 | 2回 (4週間以上の間隔をおいて) |
3回 (4週間以上の間隔をおいて) |
接種量 | 1.5ミリリットル/回 | 2.0ミリリットル/回 |
費 用 | 1)2020年8月1日以降の生まれの方 2)名古屋市の方または名古屋市以外で広域連絡票をお持ちの方 1)2)共に当てはまる方は定期接種(無料) |
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名古屋市以外の方は13,200円/回(税込)(当院) (2回で26,400円(税込)) |
名古屋市以外の方は8,800円/回(税込)(当院) (3回で26,400円(税込)) |
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特 徴 | 1価のワクチン 2回飲むことで免疫がより確実になる 5価の型への交差免疫も獲得される |
5価のワクチン 3回飲むことで、免疫がより確実になる |
利 点 | 接種回数が少ない | 32週まで接種することができる |
欠 点 | 接種期間が24週と短い | 1回接種量が多い 接種回数は1回多い |
副作用他
- 通常の副反応として、ぐずり、下痢などみられることがありますが、数日で軽快します。
- 注意すべき副反応として、まれに腸重積を起こすことがあります。
- 一般に腸重積は乳児期後期に起こりやすい病気です。初回接種後1週間以内にわずかに腸重積のリスクが増加することが分かっています。初回接種は、腸重積の発生しやすい時期を避け、15週未満で接種することが推奨されています。
- ワクチン接種後、腸重積の発症リスクが増加する可能性があるとされています。次のような症状が見られたときは、すぐ医師の診察を受けてください。(初回接種後1カ月、特に7日間に多いのでご注意ください)
・ぐったりする
・泣きと不機嫌を繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・イチゴゼリー状の血便
・原因不明の不機嫌な様子
何かご不明な点は医師に相談してください。
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