予防接種センター
成人用肺炎球菌
- 成人期
成人用肺炎球菌ワクチン(商品名:ニューモバックス、プレベナー20、バクニュバンス)
接種回数・接種量
23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
接種対象 | 接種回数 | 接種量 | |
定期接種 | 65歳 60~64歳で一定の基礎疾患のある方 |
1回 | 0.5ミリリットル皮下または筋肉内接種 |
任意接種 | 2歳以上 | 1回 | 0.5ミリリットル皮下または筋肉内接種 |
20価肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)
接種対象 | 接種回数 | 接種量 | |
任意接種 | 65歳以上 または肺炎球菌感染のリスクのある方 |
1回 | 0.5ミリリットル筋肉内接種 |
15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)
接種対象 | 接種回数 | 接種量 | |
任意接種 | 65歳以上 または肺炎球菌感染のリスクのある方 |
1回 | 0.5ミリリットル筋肉内接種 |
成人用の肺炎球菌ワクチンについて
肺炎球菌による肺炎になりやすい高齢者や心・呼吸器疾患、糖尿病、腎臓病などの基礎疾患のある方に接種をお勧めします。
成人用の肺炎球菌ワクチンには、今までの23価(商品名:ニューモバックス)と15価(商品名:バクニュバンス)に加え、2024年9月から20価(商品名:プレベナー20)が使用できるようになりました。当院でも2024年10月から20価肺炎球菌ワクチンの接種を開始します。20価肺炎球菌ワクチンはカバーできる範囲も23価とほぼ同等で、1回の接種で免疫記憶が残り、長期間予防効果があります。
定期接種として接種できるワクチンは23価肺炎球菌ワクチンのみです。
定期接種、または助成を利用されたい方は23価を、接種回・接種費用を抑えたい方には20価をお勧めします。
今までの接種歴によりお勧めするものが異なりますので、ワクチンの選択については添付資料をご覧いただくか、予防接種センターのスタッフまでお問い合わせください。
インフルエンザで起こる肺炎の6~7割は、肺炎球菌によるものといわれています。
インフルエンザワクチン接種も肺炎予防のためお勧めします。
定期接種を受けられる方
2014年10月から高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種になりました。
2024年3月31日で経過措置が終了し、2024年4月1日以降は満65歳の方および60~64歳の身障者手帳1級相当の方のみ定期接種の対象となります。
脾臓を摘出した2歳以上の方の接種は保険適用となりますのでかかりつけ医または小児科外来にご相談ください。
名古屋市の助成について
名古屋市は2024年度以降も66歳以上の方への助成を継続しています。
(市町村によって異なりますのでお住いの市町村の助成をご確認ください)
これは初めての23価肺炎球菌ワクチン接種に限り、以前に自費で同ワクチンを接種したことのある方は対象外となります。
公費対象者 | 接種回 | 自己負担金 |
66歳以上の方 | 1回 | 4,000円 |
自己負担金免除制度
以下の1~5をお持ちの方は自己負担金が免除されます。
- 生活保護受領証明書(原本:発行日から1年間、福祉事務所で発行)
- 市民税非課税確認書(原本:保健所で発行)
- 高齢者の肺炎球菌に限り、介護保険料納入通知書・介護保険料額決定通知書、特別徴収額通知など(保険料段階が「第1・2・3段階」のものに限る)の写し
- 中国人残留邦人本人確認証(写真面の写し)
- 世帯全員の市県民税証明書(原本)+世帯全員の住民票(原本)
予診票
名古屋市で作成した専用の予診票があります。当院で用意してあります。
愛知県の広域予防接種事業について
愛知県内の他の市町村の方も広域連絡票があれば当院で定期接種として接種できます。費用はお住いの市町村により異なります。お住いの市町村にてお手続きをしてお越しください。
副作用他
- 接種後2日位してから、接種部位が赤くなる場合や、微熱が出る場合がありますが、すぐ消失します。
- 再接種を行う場合には、前回接種から十分な間隔(商品名:5年以上)を確保して行ってください。