がんとともに生きる
よくあるご相談
がんに関わる悩みや不安はいろいろあります。
治療費や生活費といったお金のこと、治療のこと、今後の生活の在り方など……。
例えばこんなことで、悩んでいませんか?
お金のこと
相談1「がんの治療のための医療費がかさむことが心配です」
限度額適用認定証をご利用ください。 医療機関ごとに、1カ月間の保険適用分の医療費支払額が、自己負担限度額までとなります。
相談2「パート勤務で働いていました。社会保険には加入していましたが、収入がなくなってしまいます。これからの生活費について不安です」
高額療養費制度の申請を行いましょう。治療費に関しては一定額にとどめることができます。また社会保険に加入されていれば、傷病手当金の請求ができます。
相談3 「これから外来での抗がん剤治療や放射線治療が始まります。治療費がどのくらいかかるのか知りたいです」
外来でがんの治療には、薬や注射料・検査料など直接的な費用、通院などのための交通費などの間接的な費用がかかります。治療にかかる費用は、がんの種類や病状、治療の内容によって変わります。当院では、ご希望の方に、事前の通院治療費概算をお出ししています。
治療のこと
相談4 「抗がん剤の副作用で脱毛・吐気・爪が割れたりして気になります」
症状についてお話を伺い、がん化学療法看護認定看護・薬剤師から患者さまの副作用に応じたケアで対応させていただきます。どんな症状の変化でもお話しください。
今後の生活のこと、その他
相談5 「会社で、どの人までがん治療について伝えるべきでしょうか」
入院にはお休みが必要ですし、通院治療の場合も平日連続日で数時間が必要です。どうしても仕事時間の調整が必要になります。まずは、信頼できる上司に相談してみましょう。
相談6 「自宅で最期まで過ごしたいと思っていますが、どのようにしたらよいのか、どのようになるか不安です」
さまざまな制度を利用し、ご自宅で過ごすための在宅医療・介護のサービスを受けることができます。
介護保険サービスの利用(がん末期の場合は40歳以上の方)には、お住まいの市区町村で介護保険の申請が必要です。
相談7 「周りから「あれはいい」「これはダメ」といろんな話を聞きます」
何がよいのか、どれを選択したらよいか悩みます。
ちまたで耳に入る情報の中には、科学的な根拠が乏しいものもあります。
選択に悩んだ場合は、医師や看護師に聞いてみましょう。また院内の患者図書コーナーも活用してみてください。