がんとともに生きる

がん診療情報

院内がん登録とは

当院で診断されたり、治療されたりしたすべての患者さまのがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集め、当院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。
この調査は、国が定める「標準登録様式」に基づき各病院が同じ方法で登録を行うことで、他病院との比較が可能となり、当院のがん診療の状況や特徴の把握につながります。 また、登録された情報を、国立がん研究センターや都道府県がん登録室(全国がん登録)に提供することにより、国や地域のがん対策やがん医療を評価する指標の基礎資料として役立てることができます。
院内がん登録の対象となった患者さまについては、その治療結果とその後の健康状態を確認するための予後調査をします。当院では受診情報を基本とします。受診状況が把握できない患者さまについては、紹介先の医療機関への照会や全国がん登録への問い合わせなどを行う場合もあります。

個人情報の取り扱いについて

「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」「個人情報保護法」を遵守し、登録に関わる個人情報の取り扱いについては細心の注意を払って実施しております。また予後調査により得られた個人情報は適切に管理しております。登録情報を提供する際は、暗号・匿名化されたデータを使用しますので、個人が特定されることはありません。院内がん登録における個人情報の取り扱いにつきまして、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

がん登録状況

大同病院 がん登録件数

  • 登録件数の推移

  • 部位別登録件数

大同病院+だいどうクリニック 2023年症例

  • 部位別登録件数

    原発巣ごとの登録数です。2023年では、大腸がんの患者さんが最も多く受診されており、次いで、前立腺がん、胃がん、肺がんの順に受診されています。

  • 年齢階級別登録件数

    年代ごとの登録数です。男性と女性の数は大きく変わりませんが、75~84歳の患者さんが最も多く受診されています。

  • 発見経緯別登録割合(主要5部位)

    主要5部位の発見経緯ごとの登録割合です。がんが診断される発端となった状況を示します。グラフで見ると、乳房は多部位と比べるとがん検診・健診等が発端となっている割合が大きいです。

  • 来院経路別登録割合

    来院経路ごとの登録割合です。がんの診断・治療のためどのように当院を受診したかを示します。他の病院やクリニックからの紹介による受診が多いです。

  • 治療施設別登録割合

    初回治療の実施状況についての登録割合です。がん診療の過程における当院の役割を示します。約8割(水色と黄色)が大同病院またはだいどうクリニックで治療を行っています。

  • 臨床病期別登録割合(主要5部位)

    主要5部位の治療前のステージ(臨床病期)ごとの登録割合です。ステージ不明の数は除いています。院内がん登録では、国際対がん連合(UICC)第8版での悪性腫瘍の病期分類を使用しています。

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