がんとともに生きる

がんサポートチームの紹介

がんサポートチーム

当院の緩和ケアチームは、2006年に医師・看護師・薬剤師で疼痛緩和を目的に発足しました。そこから徐々に活動体制を整え、2018年4月から「がんサポートチーム」と名称を変更し、全てのがん患者さま・ご家族が必要とする緩和ケアを提供できるように、との目的で新たに活動を開始しました。

がんサポートチームのメンバーは、医師・看護師(がん性疼痛看護認定看護師・緩和ケア認定看護師・がん専門相談員)・薬剤師・リハビリセラピスト・医療社会福祉士・公認心理師の多職種で構成されています。

がんと診断されてから人生の最終段階に至るまでのどの時期においても、患者さまがご自分らしく生活ができるように、また望む治療に臨めるよう、身体症状(痛み・吐き気・息苦しさ・だるさ等)の緩和・精神症状(不安・不眠・気持ちの落ち込みなど)の緩和・療養生活の調整などを行うことで、私たちはサポートしていきます。
「辛いな」「困ったな」など、些細なことでも我慢することなく、まずは、お近くのスタッフへ声を掛けてください。チームの担当者が病室を訪室したり、受診時にお会いしながら対応させていただきます。

主な活動内容

  • 入院・外来患者に関する相談・対応
  • がんサポートチーム病棟回診やカンファレンス(毎週木曜日)

思春期・若年成人(AYA)世代のサポート体制について

AYA(Adolescents and Young Adults:思春期・若年成人)世代は、15歳~39歳までの方が対象となります。

15歳~39歳という年代は、進学し将来について考え始めたり、就職し社会人としての生活が始まったり、そして結婚・出産し新たな家族を持ったりと人生の中で大きな転機を迎える時期ともいえます。その中でがんと診断され、抗がん剤などの治療を開始することには、さまざまなつらさや悩みが伴います。

がんサポートチームでは、復学、就労に関すること、妊娠・出産に関すること、金銭面のことなど、AYA世代のがん患者さまが出合う悩みについて、定期的に多職種で話し合います。そして常に、患者さまが必要な情報提供やケアが受けられるよう、さまざまな医療者が共働してサポートしていくよう努めています。

がんゲノム医療や先進医療などの支援について

当院では、がんゲノム医療や保険適用のない先進医療につきましては、必要に応じて適切な医療機関を紹介します。遠慮なくご相談ください。

ただし、がんゲノム医療やその他先進医療には適用条件があり、誰もが対象となるわけではありません。まずは、主治医と話し、希望することが可能かどうかを確認する必要があります。
直接、主治医に相談することが難しい場合や、がんゲノム医療などについてもう少し詳しく知りたい、受けてみたいがどうしたらよいか分からないという場合は、がんサポートチームやがん相談支援センターがお手伝いします。

 

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