健診センター

胸部CT、肺ドック

肺がんは、日本人のがん罹患数では第2位、死亡数では男性で1位、女性も2位という極めて患者数の多いがんです。男性では10人に1人が罹患しています。
しかし早期の小さながんのうちに発見し治療することができれば、かなりの確率で治癒できると言われています(早期発見で手術を受けた場合の5年生存率は8割以上※)。
肺のどこにがんができるかにもよりますが、自覚症状がほとんどなく、また一般的に行われているX線検査(レントゲン)では、心臓や血管、横隔膜や肋骨の陰になって見つかりにくいこともあります。

がん罹患数の推移
1位 2位 3位 4位
総数 大腸 乳房
男性 前立腺 大腸
女性 乳房 大腸

(2019年、国立がん研究センター統計)

がん死亡数の推移
1位 2位 3位
総数 大腸
男性 大腸
女性 大腸 すい臓

(2021年、国立がん研究センター統計)

 

※国立がん研究センター:院内がん登録2014-2015年 5年生存率集計(2021年)
日本のがん診療連携拠点病院で治療を行った非小細胞肺がん患者のうち、病期Iで治療した場合の5年生存率は、82.2%であった。)

胸部CTなら小さな病変も見つけられる

そこで近年一般的となってきたのが「胸部CT」です。
CT検査は、周囲360度からX線を照射して身体の断面を画像化する検査です。
レントゲン検査では、心臓・血管や肋骨、横隔膜などが重なって見にくいこともありますが、CT検査なら死角が生じることの少ない撮影が可能です。
また当センターでは、低線量で放射線被ばく量の少ないマルチスライスCTを利用した、からだにやさしい検査を実施しています。

こんなひとに受けてほしい

  • 喫煙している方
  • 過去に喫煙歴のある方
  • 同居者や身近に喫煙者のいる方

 

肺がんハイリスクグループ
  • 50歳以上の方
  • 喫煙係数(BI値)が600以上の方(※BI値=タバコの一日本数×喫煙年数)
  • 咳・痰・胸痛が1カ月以上続いていたり、血痰が出る方
  • 3親等以内にがんを発症した方のいる方

肺の検査オプション

肺検査ラインナップ

「肺ドック」は下記全ての検査を含みます。

胸部CT(低線量)
放射能被ばく量の少ないマルチスライスCTで胸部を断層撮影し、がんの有無を調べます。所要時間は5分程度です。
喀痰検査(3日間法)
専用容器に起床時の喀痰を3日間連続で採取し、それを顕微鏡で観察してがん細胞の有無を調べます。肺の入口である「肺門部」にできるがんの発見に有効です。
肺機能検査(スパイロメーター)
●努力肺活量:空気を胸いっぱいに吸い込んで、すべて吐き出したときに、どれだけ多くの空気を吐き出したかを調べる検査です。
●%肺活量:年齢や性別から算出された予測肺活量(基準値)に対しての、実測肺活量の比率を調べます。
●一秒量:努力肺活量のうち、最初の1秒間に吐くことができた空気の量を1秒量といいます。
●一秒率:努力肺活量に対する1秒量の割合です。
肺活量の検査

料金

肺ドック
<胸部CT(低線量)+肺機能検査+喀痰検査>
17,600円(税込)
胸部CT(低線量) 8,000円(税込)
人間ドック+肺ドックのセット 52,800円(税込)

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月曜日~金曜日8:30~17:00まで
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