在宅医療
だいどう医療的ケア児支援センター
名古屋市の支援拠点として
大同病院は名古屋市の医療的ケア児支援センターです。
対象
名古屋市内に在住する医療的ケアが必要なこども(NICU退院後から高校卒業まで)を対象としています。
医療的ケア児とは
- 気管切開・人工呼吸器・胃瘻・導尿・人工肛門などの医療的管理が必要な子ども
- 心臓疾患などで酸素投与を必要とする子ども
- 1型糖尿病で血糖測定、インシュリン投与を必要とする子ども
などです。
センターで行うこと
1.保護者からの相談にのります
どこに相談したいいかわからない場合はご連絡ください。
相談内容によって相談支援員の紹介、医療機関の紹介、サポートのコーディネートなどを行います。
- 緊急時の預け先がない。
- 仕事と両立したいのでもう少しサポートをいれてほしい
- (保護者が)辛くなってしまった。体調が悪い。
- 進学先について 特別支援学校がいいのか学区の小中学校がいいのか相談したい。
- 病状が進行して大変。サポートについて相談したい。
- 学校で血糖管理やインスリン注射をしたいのに、看護師がいないのでダメと言われた。
- 診断書などの相談
2.医療機関からの相談
NICUからの在宅移行支援や訪問診療、レスパイトの相談にのります。
- NICUなど高次機能病院から自宅退院を目指している子どものサポート体制について(別項で説明します)
- 地域の訪問診療が可能な医師を紹介してほしい
- 医療的ケアが可能な訪問看護ステーションを紹介してほしい
- レスパイトをお願いしたい。
3.NICUからの在宅移行支援
大同こども総合医療センターではこれまで140名近くの子どもたちの在宅移行支援をサポートしてきました。
NICUまたはPICUにおいて病状が落ち着いてきたら退院支援看護師さんより当センターへご連絡ください。
原則として、大同こども総合医療センターのGCUまたは小児病棟に転院していただきます。
約2週間のプログラムでケア内容の確認、特に呼吸状態が安定するように気管カニューレや人工呼吸器の調整も行います。
相談支援員、訪問診療医、訪問看護師など在宅移行後のサポート体制を整え、退院支援のカンファランスを行います。
緊急時の受け入れ体制、レスパイトの調整も行います。
在宅移行後も経時的にモニタリングしながら安心して過ごせるようにサポートしていきます。
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小児在宅支援活動~大同病院の場合
下記のような支援が可能です。
- 在宅移行準備(ケアの確認など保護者指導)
- 訪問診療の提供または訪問診療医と連携
- 多職種連携の中心的役割を担う(カンファランス開催
- 急変時対応・レスパイト対応(大同病院への入院対応など)
- 病状や環境が変化した時のケアの見直し
研修・教育
地域の医療・ケア提供者に向けた研修会や、情報交換会などを行っています。
- 名古屋南部・知多半島地域小児在宅医療勉強会
- ZOOM de 在宅(オンライン)、勉強会
当院主催の研修会になります。随時HPでお知らせします。 - 学校における実技研修会
- その他 要望に応じて出張研修会を開催します。
希望される方はご連絡ください。
問い合わせ先
080-4678-8404
(月~金曜日 9時~17時/土曜日 9時~14時)
メール:daidokko@daidohp.or.jp(だいどーっこ)
(24時間いつでも可能です)
※ご注意:時に返信メールが届かない場合があります。2日以上返信がない場合は再度お問い合わせください。
お知らせ・資料コーナー
お知らせ
- 中日新聞で医療的ケア児である当院患者さんのことが紹介されました
- 脳性まひの息子の日常ルポ「歓多新聞」続々発行中(2022年4月27日中日新聞朝刊)
- 2022年12月に開設した重心施設「にじいろのいえ」ホームページを公開しました。
RAINBOW LETTER~みんなにみんなの想いを届けたい
医療的ケア児を看護・支援する方々へのヒントになる情報を綴ったニュースレターです。
主にご家庭でのケアや栄養について書いていきます。不定期発行です。
- 2023年9月号を発行しました
- 第5号を発行しました
RAINBOW LETTER 第5号(2022年11月発行)
- 第4号を発行しました
RAINBOW LETTER 第4号(2022年10月発行)
- 第3号を発行しました
RAINBOW LETTER 第3号(2022年09月発行)
- 第2号を発行しました
RAINBOW LETTER 第2号(2022年04月発行)
- 「RAINBOW LETTER」を創刊しました
資料
医療的ケア児のケア・支援に携わる方々にお役立ていただきたい資料を公開しています。
パンフレット「衛生資材の標準的な支給量」
病状やケアの内容・方法によって異なる衛生資材の必要量について、愛知県小児科医会等がまとめました。「気管切開孔の管理」「経管栄養の管理」「導尿の管理」を提示して、説明しています。