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新たに宏潤会に加わった137名の職員と皆さんへ
新しいスタッフが仲間入りし、入社式が行われました。
「令和」という新元号が発表された本日4月1日、大勢の新入社員を迎えました。
医師14名、研修医9、看護師・助産師75名、コメディカル等39名、計137名(新卒・中途採用者を含む)が入社式に臨み、宇野理事長より受け取った「使命感」「倫理観」「挑戦」という3つの言葉を胸に、新しい挑戦のスタートを切りました。新時代にふさわしい門出の日を法人一同で祝し、より一層地域に貢献する医療機関をめざして邁進してまいります。温かく見守っていただけましたら幸いです。
理事長から新入社員諸氏へのメッセージ
皆様の入社式にのぞみ、一言ご挨拶を申し上げます。
社会医療法人宏潤会に入社された皆さん、誠におめでとうございます。
137名の方々を、当法人にお迎えすることができ、嬉しく思います。
皆さんは、若くして自分の進む道を決め、医療の世界に入ってこられました。
いよいよ今日が、自立した人生のスタートになります。
感慨深いものが有るとともに、期待で胸が一杯だと思います。
また、すでに医療の世界でご経験があり、それでも私たちと共に仕事をしたいと入社された皆さん、
ありがとうございます。
137名の力は、未来の宏潤会の源です。
日本も今日から新しい時代が始まります。
30年以上続いた平成の時代が幕を下ろし、本日正午前には新しい元号が発表されます。
宏潤会は、平成よりも遥か前から、医療と介護の実践を通して社会に貢献してきました。
その誕生は、遠く1939年になります。
この長い歴史の間には、幾多の戦乱や災害など、困難や危機に直面したことがありました。
しかし、その苦しい時代を担った職員が、懸命にバトンを受け継ぎ、乗り越えてきたと伺っています。
これは、「Patient First」という宏潤会の基本精神が根付き、受け継がれてきたからだと信じています。
今の私たちの基本精神も何ら変わることなく、ここにいる幹部、職員の皆さん、
新しく来られた皆さんとともに、「Patient first」を心に刻んで、歩み続けるつもりです。
本日は皆さんに、私たちから3つの言葉を贈りたいと思います。
ひとつめは、「使命感」です。
医療人としての、専門家としての使命感を持ちましょう。
使命とは、命を使うと書きます。
皆さん自身が生まれ持ってきたものを、
皆さんの命を、どう使うのか?
これから何十年にもわたって、皆さんは何をするのか?
何のために働くのか?
患者さんのために何ができるのか?
一人ひとりが、自分に仲間に問いかけながら行動することを期待しています。
まだ実務を経験されていない皆さんには、
「自分が医療の専門家になれるのか?」という
不安があるのかもしれません。
でも、大丈夫です。
専門家になるために、特別な才能はいりません。
「いついかなる時も、ただただ患者さんの心配をする」
この才能さえあれば、自分の望む医療人になることができる、と私たちは知っています。
2つ目は「倫理観」です。
高い倫理観を持ちましょう。
倫理観は、正しいものとそうでないものを区別する基準、と考えています。
何かに迷ったときには、正しいと考えた方を、必ず選ぶ。
単純ですが、大切なことです。
これが、人として真摯であるからです。
患者さんは、不安にみちて病院に来られます。
医療者の対応は、患者さんの心に大きな影響をあたえます。
常に患者さんに対して、尊厳の気持ちで真摯に接してあげてください。
いつも「おもてなし」の優しさをもって接してあげてください。
残念ながら、医療の結果は良いことばかりでは有りません。
患者さんやご家族がどんなに懸命に頑張っても、
どんなに私たちが努力しても、
両手をそえて、「生命」を守ろうとしても、
命は、砂のようにこぼれ落ちてしまうことがあります。
全ての死を止めることは出来ません。
「おもてなし」の心とは、「共感をもって接する」心です。
悩みを持って来院される全ての方、つらい思いをされたすべての方に、
「おもてなし」の心で、接して頂きたいと思います。
3つめは、「挑戦」です。
これから様々な事に挑みましょう。
皆さんの選ばれた仕事は、一生をかけて挑戦する価値があります。
人のために尽くす。人のためになる。
そのために、医療の世界に入ってこられた、はずです。
医療法人も同じです。常に挑戦し、変革し続ける必要があります。
いま我が国は高齢化社会を迎え、医療と介護の大きな転換期にあります。
厳しい国家財政のもとで、我が国の素晴らしい医療提供体制を維持するために、
大きな変革が、国の施策として実行されています。
病院だけが地域医療のすべてをまかなえるわけでは、ありません。
病院を含めたさまざまな医療と介護の機能が、地域とともに生きていかなければなりません。
宏潤会は、いつでも誰に対しても、
病のため、命の危機があるとき、
直ちに、質の高い医療を受けてもらえることを目指しています。
どんなに社会が変わろうとも、命を助ける急性期医療がなくなることはありません。
私たちは、人の誕生から死に至る全ての場面で、命を救うための挑戦を続けています。
一方で、退院する患者さんは、命の危機を脱しても、
決して皆さんお元気になっているわけではありません。
住み慣れた我が家で、健やかに過ごすためには、時間と支援が必要です。
全ての患者さんが速やかに急性期治療を終え、
その後の療養を「ずっと安心して」続けられるような、地域包括ケアシステムが必要です。
すべての方の信頼と満足を極めるために、
高度急性期医療を追求し、そして地域最高の包括ケアネットワークを構築するという目標が、
宏潤会にはあります。
常に挑戦しなければ、この目標は達成できません。
この目標を達成するのは、立派な建物でも高度な医療機器でもありません。
ここで働く人であります。
皆さん1人ひとりの力です。
よきスタッフがいます。
よき先輩がいます。
仲間がいます。
ここに集まった仲間と共に、医療・介護に対する思いに挑戦してください。
皆さんを迎えた桜の花は、たった一輪でも美しいと感じます。
しかし多くの花が寄り添うと、桜たちは力を合わせて咲き誇ります。
皆さんがチームとして努力することで、輝く病院になります。
必ず、「Patient first」を心に刻みましょう。
「使命感」「倫理観」「挑戦」を行動の規範としましょう。
人を救い、支援する。
これは、まごうことなく、人として正しい姿だと信じています。
皆さんは、素晴らしい道を目指してこられました。
「この道を誠実に真摯に進む限り、正しい道である」
と、今後も自信を持って
私たちと一緒に歩み続けてもらいたいと思います。
いま胸に抱いている夢や目標を、これからの社会人生活の中で忘れることなく、
実現に向けて日々努力を重ねてください。
一人ひとりが夢に向かって挑戦し、宏潤会がさらに大きく発展していくことを期待して
私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
皆さん、本当におめでとうございます。
平成31年4月1日
社会医療法人宏潤会 理事長 宇野雄祐