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小児の新型コロナウイルス感染症に関する臨床調査について
データベースを用いた国内発症小児COVID-19症例の臨床経過に関する検討
日本小児科学会の臨床研究
当院では日本小児科学会の主導で行われている下記の臨床研究「データベースを用いた国内発症小児Coronavirus Disease 2019(COVID-19)症例の臨床経過に関する検討」に協力をしております。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、こどもがかかった場合にどんな症状が認められるか、まだ十分にわかっていません。そのためこの調査は、新型コロナウイルス感染症がどんな病気なのかをもっと詳しく知るためのもので、治療や予防に役立てられます。
新型コロナウイルス感染症にかかって当院に入院した20歳未満の患者さまのうち、調査の目的・趣旨に関する説明お聞きいただき、ご理解いただいて、同意していただいた方のみに、当院小児科医師がその治療経過をデータベースに登録したり、ご家族にお電話をするなどして、治療経過についてお聞きします。
患者さまに追加の検査などをお願いすることはありません。調査した内容は、学会などで発表されることがありますが、その場合には患者さまのお名前など個人情報が特定される項目はすべて伏せられます。
本調査の対象者に該当する可能性のある方で診療情報等を研究目的に利用または、提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にお問い合わせください。また一度参加に同意されたあと、途中で参加を取りやめることもできます。なお、協力いただかない場合でも患者さまに不利益は一切ございません。
わからないこと、困ったことなどがありましたら、当院小児科までお問い合わせください。
- 研究課題
- データベースを用いた国内発症 小児Coronavirus Disease 2019(COVID-19)症例の臨床経過に関する検討
- 当院の研究責任者
- 大同病院・だいどうクリニック 小児科 浅井雅美
- 本調査の目的
- 小児COVID-19 患者さんの臨床的特徴はまだ十分明らかになっていません。本調査は、日本国内で発症した小児COVID-19 症例における患者背景、臨床経過、検査結果、重症度、治療内容、長期予後、後遺症に関する情報を一箇所に集約して解析することを目的としています。
- 調査期間
- 2024 年3 月31 日まで
- 調査の方法
- 1) 主治医はあなた、またはあなたのご家族のCOVID-19 に関連した情報を、匿名化した後に専用のデータベースへ入力します。
2) 日本小児科学会は収集されたデータベースを解析して、国内発症小児COVID-19 症例の臨床経過を検討します。
3) 解析結果は、迅速にグラフ化などの可視化がなされ、日本小児科学会ホームページ等で公開されています。
4) 解析結果は、日本集中治療医学会、世界保健機関 (WHO) の国際共同データベースにも報告されます。
5) 長期予後、後遺症に関する追加調査を目的として、主治医からご自宅にお電話をさせていただく場合があります。回答をお断りいただいても通常医療に関して不利益が発生することはありません。
- 調査内容の研究機関ヘ の提供および提供方法
- 各施設より取得する情報は、あなた個人が特定される情報は記載せず、日本小児科学会事務局へ集約されます。
- 個人情報の取り扱い
- 利用する情報から氏名や住所、受診日等の患者さまを直接特定できる個人情報は削除します。また、患者さまを特定できる個人情報は利用しません。
- 本調査の資金源 (利益相反)
- 本調査は令和2 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金により行われています。開示すべき利益相反関係にある企業等はありません。
お問い合わせ先
大同病院・だいどうクリニック小児科 浅井雅美
電話:052-611-6261(代表)