診療科目・医療体制

呼吸器・心臓血管外科

呼吸器外科では、良性疾患(肺良性腫瘍、炎症性疾患、膿胸、自然気胸など)、悪性腫瘍(肺がん、転移性肺がん、悪性胸膜中皮腫)また縦隔疾患に対して、外科治療を行っています。
血管外科では、末梢血管の手術を積極的に行っています。

当科では、患者さまへの侵襲がより少ない胸腔鏡手術・血管内治療を積極的に取り入れ、日帰り・1泊2日・2泊3日など患者さんのニーズにお応えできる短期間入院での治療が可能になるよう努力しております。自然気胸など良性疾患の胸腔鏡手術、静脈瘤手術などでは術後早期の退院が可能です(入院日数については担当医にご相談ください)。

担当医紹介

副院長,呼吸器・心臓血管外科主任部長 松山孝昭

松山孝昭医師

所属学会 日本外科学会、日本臨床外科学会、日本胸部外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本血管外科学会、日本クリニカルパス学会
資格 日本外科学会認定外科専門医、呼吸器外科専門医合同委員会認定呼吸器外科専門医、日本胸部外科学会認定医、日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医、下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の認定実施医
公職・その他 藤田保健衛生大学医学部客員助教
専門領域 呼吸器外科、血管外科、一般外科

スタッフ

氏名所属学会資格専門領域
倉部亜由美
医師
日本外科学会
日本胸部外科学会
日本内視鏡外科学会
日本呼吸器外科学会
日本臨床外科学会
日本肺癌学会
日本外科学会認定外科専門医 呼吸器外科
一般外科
服部良信
顧問
日本外科学会
日本呼吸器学会
日本呼吸器外科学会
日本肺癌学会
日本内視鏡外科学会
日本循環器学会
日本胸部外科学会
日本臨床外科学会
日本ロボット外科学会
日本外科学会認定外科指導医・専門医
日本呼吸器学会認定呼吸器指導医・専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本胸部外科学会認定指導医
日本がん治療認定医機構認定暫定教育医
呼吸器外科専門医合同委員会認定呼吸器外科専門医
厚生労働省麻酔科標榜許可(麻酔科標榜医)
(藤田保健衛生大学医学部客員教授) 
呼吸器外科
血管外科

呼吸器外科

完全胸腔鏡下手術

胸腔鏡下手術

呼吸器外科手術の90%を完全胸腔鏡下に行っています。
胸腔鏡手術とは、肺・縦隔疾患に対する手術治療を、テレビモニター観察下に内視鏡的に行う方法です。
自動縫合器の進歩により、血管や気管支が処理できるようになり、肺がんに対する標準手術(肺葉切除・リンパ節郭清)も胸腔鏡手術で行なうことが可能となってきました。


胸腔鏡手術の傷跡原発性肺がんに対する標準手術(肺葉切除+ 縦隔リンパ節郭清)では、従来の直視併用の小開胸手術(ハイブリッド手術)よりもさらに小さな傷です。3-4cm のミニ開胸の傷と、2カ所の1.5cm の操作孔の傷との3つの傷で、完全鏡視下操作が可能です。手術後の疼痛も少なく、患者さんの回復も驚くほど早くなりました。


CT再構築画像当院では、胸腔鏡での肺葉切除の術前には、造影CTで3次元に再構成した肺血管イメージを参考に、より安全な手術を目指しています。
また、内科的に確定診断が困難な肺内小異常陰影では、胸腔鏡下でもその存在確認が困難です。このような症例では胸腔鏡肺生検を行う直前に、CTガイド下で経皮的にマーキングを行ない腫瘤部分を切除・組織検査をすることで、小型肺がんの早期診断・治療が可能となっています。


良性疾患(肺良性腫瘍、炎症性疾患、膿胸、自然気胸など)、その他の悪性腫瘍(転移性肺がん、悪性胸膜中皮腫)にも対応しています。

手掌多汗症に対する胸腔鏡下交感神経遮断術も行っています。

単孔式胸腔鏡下縦隔腫瘍手術

縦隔疾患に対しては、従来は胸骨縦切開法や、肋間からの胸腔鏡アプローチで手術を行っていましたが、最近では、剣状突起下の1 か所の傷で行う単孔式胸腔鏡下縦隔腫瘍手術を導入しています。

放射線治療

2016年からは放射線治療も開始し、手術療法・化学療法を含めてがん治療を完結させることができるようになりました。

血管外科

動脈疾患

動脈疾患では、腹部大動脈瘤の人工血管置換術、閉塞性動脈硬化症に代表される末梢動脈疾患に対するバイパス術に代表される外科治療、経皮的血管形成(バルーン拡張、ステント留置)を行っています。診断には、低侵襲な超音波検査、脈派検査、造影剤を使用しないMRIでの血管撮影検査などでスクリーニングの後、造影CTを行います。従来の血管撮影は、血管内ステント治療の際にはじめて行うことになります。

心臓・大血管外科疾患の外科治療や、大動脈のステント内挿入術の適応のある患者さんは、希望される大学病院などへ紹介させていただいています。

下肢静脈瘤

血管外科手術

外来で血管エコー検査、MRV(造影剤無しでのMRIによる血管撮影検査)を行い、患者さんにとって最も良い治療法を選択し提案させていただきます。

高周波治療法:下肢静脈瘤に対する血管内焼灼手術を開始しました。ただし、すべての静脈瘤の方で、血管内治療ができるわけではありません。静脈瘤の治療には、血管内治療だけでなく、従来から行われている、静脈抜去(ストリッピング)手術をはじめ、高位結紮や硬化療法などもあります。

スタブ・アバルジョン (Stab avulsion) 法:非常に小さい傷(1-3mm)で特殊な器具を使って静脈瘤を切除する方法を導入しております。傷跡はほとんど残りません。蛇行した静脈瘤の切除の際、伏在静脈の焼灼に加え、高位結紮術や硬化療法とスタブ・アバルジョン法を組み合わせることにより、さらに静脈瘤をきれいに治療することができます。

末梢動脈疾患

エコー検査、脈波検査、造影剤を使用しないMRIでの血管撮影検査などでスクリーニングを行い、造影CTなどの所見を加え、治療方針を決定しています。

外科治療としては、閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患に対するバイパス術などを行っています。また、放射線科の血管内治療専門医と連携し、経皮的血管形成(バルーン拡張術、ステント留置術)を行っています (当院の血管撮影装置)。

こんな方を診ています。

  • 足の静脈が張って痛い
  • 足の湿疹が治らない
  • 足に色素沈着や潰瘍ができる
  • 足が冷たく感じる
  • 歩くと足が痛くなる
静脈瘤

研修施設等

当科は、下記の学会より教育研修施設として認定され、専門性の高い医療を提供しております。

  • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
  • 日本呼吸器外科学会専門医制度関連施設(藤田医科大学病院)
  • 日本胸部外科学会関連施設
  • 下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施施設

臨床指標

手術名2015年2016年2017年
肺切除術 58(56) 54(48) 55(53)
>肺がん(原発・転移) 43(42) 39(37) 46(44)
>その他の肺切除 15(14) 15(11) 9(9)
自然気胸手術 19(19) 18(18) 20(20)
その他の呼吸器手術 6(3) 7(5) 13(10)
静脈瘤手術 86(75) 85(77) 86(75)
他の血管手術 32(11) 18(8) 18(9)
( )は胸腔鏡下手術もしくは血管内治療

患者さまへ

NCDについて

当科では、手術を受けていただいた患者さまの個人情報を除いたデータに基づいて、一般社団法人National Clinical Database(NCD)の外科手術・治療情報データベース事業へ参加しております。
本事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さまに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。全国の医療施設診療科の皆様からご協力をいただくことで、手術を行っている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な外科専門医の配置、手術を受けた方の予後、これから手術を受ける方の死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。また、本事業に登録していただいた症例のみを用いて、各専門医制度の申請が行われるようになりました。

専門医制度と連携したデータベース事業について(PDF:172KB)

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救急受付24時間365日

場所
B棟1階(東玄関を直進後、B棟に入って右へ)
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